Title | [文化日報] 1世代のバレエスターに聞く‘バレエ韓流の未来’ | |||
---|---|---|---|---|
Date | 2017-04-02 | Hit | 5654 | |
File | 20170302213422_957.jpg [141kb] |
[文化日報]
1世代のバレエスターに聞く‘バレエ韓流の未来’ バレエ愛好家でなければ、韓国を代表する職業バレリーナの名を挙げることは難しいかもしれない。しか し、この二人を知らない人はほとんどない。第1世代のバレエスターとしての名声を馳せ、今では韓国バ レエ団の二大巨頭である人物。ムンフンスク(左写真)ユニバーサルバレエ団団長と、カン・スジン (右)国立バレエ団団長である。韓国舞踊家として世界的なバレエ団で主役として活動し、国際コンクー ルをそうなめにするなど‘バレエ韓流’を語るうえで、この二人を欠かすことはできない。彼女らが数十年 間、堅固にその位置を守り、善意の競争を繰り広げた時間が礎になった。二人のバレエ団長から‘韓国の バレエ時代’について聞いてみた。仙和芸術学校の先輩後輩である二人は、モナコ王立学校でマリカ・ベ ソブラソバの下で学ぶという共通点も持つ。
▲ 写真 = ユニバーサルバレエ
「海外に出たダンサーたちが帰って来たくなるようにするためには 公演市場を大きくし、作品が多様にならなければ」
「韓国バレエが成長したという証拠は、とても明白です。私だけをとっても、海外に留学に行って学ん来なければい けない世代じゃないですか。ところが、今ではわざわざ留学する必要がない時代となりました。それだけでも驚くべ きことです。今では逆に、海外が韓国のバレエ教育に関心を持っています。」
エ団のバレエ‘沈清’が大賞を受けて、客席に座っていたバレエ団の職員たちは涙を隠しえなかった。沈清は昨年に30周 年を迎えた韓国を代表する創作バレエで、韓国バレエの成長を共にしてきた。また、これを公演してきたユニバーサ ルバレエ団の歴史そのものでもある。そして、その中心にはいつでもムンフンスク(54)団長がいた。
1986年には、このバレエ団の首席舞踊家だった文団長は沈清が印塘水( 沈清が供米300石(1石=220l)で身を売っ て落ちた海)に陥る場面を初めて直面した時が忘れられないという。去る20日、ソウル広津区にあるユニバーサルア ートセンターで出会った文団長は、「安全対策もなく2階ほどの高さからマットに落ちなければいけないほど安全とい う概念のなかった時代に作られた作品です」とし「沈清が30年間公演できたこと自体感心なことです。また今やバレ エ韓流と呼ばれるほどバレエ界が成長したことが驚くべきことであり、胸がいっぱいです」と述べた。「当時は観客 がカーテンコールにも慣れていませんでした。拍手がないので、きまりが悪くて‘早く行かなきゃ’と後退打ちするよ うに舞台を抜け出てたんです。そんな時代に韓国のバレエとして創作をされた初代芸術監督が本当にすごいと思いま す。」
文団長は昨年、沈清の30周年特別公演の時に引退した後、初めて再びステージに立った。(下の左の写真)ダンスを たくさん踊る役割ではなかったが、五十を超えた第1世代のバレエスターが舞台に立つということ自体が鏡である。 再び舞台に立ちたくはないのだろうか。文団長は「スカートを踏まむまいといっぱいいっぱいで、そこに集中しなけ ればならないほどでした」と首を横に振った。惜しい心が全くないわけではない。昨年文団長と同い年である世界的 なバレリーナのアレッサンドラ・フェリ(54)の来韓公演の時だ。フェリはマクミランの振付で‘ロミオとジュリエッ ト’の主演として韓国舞台に立ったが、年齢が感じられないほどの軽い身のこなしと熟練された演技で韓国の観客の心 を捕らえた。文団長は「ロミオとジュリエットは、引退する前に必ずしてみたかった作品で、常に心の片隅に残って いました」と告白した。「フェリの練習を見ながら‘ああ、私も踊りたい’と思いました。 60歳まで活動したバレリー ナは多くいますが、フェリのような大きな作品を演じた人はほとんどいなく、バレエファンたちが見れば本当にいい だろうなと思いました。後輩たちには、高く飛び上がることがすべてではなく、本当の演技とは何なのかを見せてく れる舞台でした」
文団長は、今後30年間の青写真を明確に描いていた。‘私たち’のバレエをすること、また‘私たち’のダンサーを育て上 げること。文団長は「海外に出て行ったダンサーたちが本当によくやっていると思いますが、逆に彼らが韓国にいて くれれば本当に韓国バレエの市場が良くなるではないですか」と反問した。だから‘公演前の解説’で着実に大衆化に努 めているとのこと。「公演市場がより大きくならなければいけません。舞台が多く、作品の数が多様である必要があ るのです。芸術家はどのような舞台に立つかが最も重要ですから。そんな環境を作っていく義務がまだ残っていま す。」.... |
Tag | , , |
---|