Title | [ブレイクニュース] 韓・日海底トンネルは、夢のプロジェクト‘南北平和統一の鍵’ | |||
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Date | 2017-07-17 | Hit | 5003 | |
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[ブレイクニュース] 韓・日海底トンネルは、夢のプロジェクト‘南北平和統一の鍵’
北朝鮮の核とミサイル問題の解決は、未来アジア諸国連合主導の方案 来る7月7日、ドイツで主要20カ国・地域(G20)会議を契機に、ムン・ジェイン大統領と安倍晋三日本 首相との初の首脳会談が行われた。 ムン・ジェイン大統領は韓米首脳会談で知恵を発揮して、南北問題の主導権を取ったように阿部首相との 会談でもG20の首脳たちがびっくり驚くほど肝の大きい提案を行う必要がある。北朝鮮の核ミサイル問題を 含む独島、慰安婦、歴史歪曲問題をすべて含めてだ。首脳会談で‘韓国 - 日本の海底トンネルを貫通させよ う」と提案する。 未来の主役である若い世代のために‘韓国 - 日本の海底トンネルを掘ろうと提案してみよう。朝鮮半 島は海上勢力と大陸勢力が衝突する地域である。現在もアメリカ・日本の海上勢力と中国・ロシアの大陸 勢力が北朝鮮の核を理由に緊張を高めている。これらの力の衝突をなくすためには、コミュニケーション をとらなければならない。
最近、中国が急速な経済成長に基づいて軍事力を強化し、アメリカの世界戦略とぶつかりながら、東アジ ア地域が不安定な情勢を見せている。フランスとドイツが和解の努力を通じて戦争の歴史を清算して、ヨ ーロッパ共同体の建設の主役になったように、21世紀に韓国と日本が歴史の和解と海底トンネル建設を通 じた緊密な協力体制を構築した場合、共生共栄の日韓新時代が開幕されるだろう。
イギリスとフランス間のドーバー海峡の幅は34kmである。フランスのカレイス(Calais)から、イギリス のフォークストーン(Folkston)まで海底トンネルが建設された。1987年9月に着工し、1994年5月に完 成し、160億ドルの予算を投入した。このトンネルには、毎日片道600台の列車が時速130kmで走ってお り、両国の経済はもちろん、欧州経済にも大きく寄与している。
韓国と北朝鮮はもちろん、4つの大国の共同繁栄のためには人的、物的資源の交流が拡大されるべきであ る。今後、北朝鮮との関係をさらに改善し、統一への列車が走り続けることができるようしなければなら ない。大陸横断鉄道が活性化し、中国のTCR(Trans China Railways)とロシアのTSR(Trans Siberia Railways)と連結すれば、我々の経済成長に大きな役割をするであろう。したがって、南北鉄道の運行 は、輸送手段として鉄道の価値を国民に大きく認識させ、鉄道が効果的であると判断できるようにしてい かなければならない。 これまで韓国は、南北鉄道が塞がり大陸に進出できないでいたが、2007年5月17日、57年間失われていた 南北鉄道が連結された。京義線と京元線が復元開通した。南北鉄道の開通で釜山からヨーロッパに行く新 しい‘鉄のシルクロード’が誕生したわけだ。やっとのことで結実を結んだ5.17南北鉄道試験運行が1回限り のイベントで終わってはならない。南北鉄道の開通につながり、開城工業団地の通勤や物流輸送、金剛山 列車の旅などに活用されるべきである。そして、北朝鮮の鉄道近代化を経て、 日韓海底トンネルと連携されて発展して行かなければならない。 朝鮮半島が北東アジアの物流中心国家になるために、日本との海底トンネルの建設が不可欠である。また 日本はアジアの国でありながら、島国という考えで脱アジア政策を綴ってきた。海底トンネルを開通し、 イギリスが欧州大陸に連結されたように、日本をアジア大陸に連結していかなければならない。
韓国と日本の海底トンネルの場合、釜山と対馬間の距離が50km、対馬と日本本土まで121Kmで、我々が 担当する区間は、釜山と対馬間の半分である25kmである。英・佛海底トンネルの建設コストは、1kmあた り3.2億ドルがかかったという。 日韓海底トンネルと大陸鉄道連携プロジェクトは、南北朝鮮とアメリカ、中国、ロシア、日本、EUが参加 する国際的なコンソーシアムを構成して推進すればよい。南北鉄道連結で韓国と北朝鮮は、物流通関費用 だけでも多くの利点がある。韓国の技術と資本、北朝鮮の労働が結合すれば、巨大なシナジー効果が発生 するだろう。日韓海底トンネルの計画自体だけでも南北鉄道連結事業は活発になり、北朝鮮を改革開放の 道に導くだろう。 日韓海底トンネルは、未来の若い世代のためのプレゼントである。北朝鮮を通過して間島、沿海州はもち ろん満州原野、モンゴルとの連結されることにより、私たちの子孫の思考の地平が無限に大きくなること ができる。鉄のシルクロードに乗って日本 - 釜山 - ソウル - 開城 - 平壌を経て、中国、モスクワ、パリに 進もう。
日韓海底トンネルの最初の構想は、世界平和統一家庭連合文鮮明総裁が1981年11月、ソウル第10回国際科 学統一会議(ICUS)でノーベル賞受賞者をはじめとする各分野の学者720人が参加した中で‘国際ハイウェ イ・日韓トンネル構想’を明らかにしたことから始まった。鉄道と自動車道路、電線・油類などの補助トン ネルを同時に建設するというのが基本的な構想である。
日韓海底トンネルは、その出発点として、釜山 - 対馬 - 壱岐島 - 九州を海底トンネルにつながる鉄道・高 速道路を置く大規模な建設プロジェクトだ。 1982年4月に日本で国際ハイウェイ建設事業団を発足し、 1983年5月に北海道大学の名誉教授である佐々保雄氏を中心に‘日韓トンネル研究会’を設立した。日本政府 は、2000年に森喜朗首相がアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)に出席するため訪韓した場で日韓海底 トンネルの建設を公式提案している。また、2003年に、日本の自民党は、日韓海底トンネルの建設を、 100年の間に成し遂げなければならない3大国家課題の一つとして選定した。 韓国でも日韓海底トンネルへの大統領の関心が高かった。 1990年5月、盧泰愚大統領が日韓海底トンネル の必要性を最初に言及した後、金大中(1999年9月)、盧武鉉(2003年2月)、李明博大統領も海底トン ネルについて肯定的な意思を示した。 2003年の盧武鉉政府と2008年の李明博政府の時には日韓海底トン ネルと関連研究を行ったが、経済的な側面から否定的な結論が出たため、具体的に推進されなかった。
しかし、日韓トンネルの経済性に対する否定的な評価は、建設業とその他の産業での波及効果を考慮せず に、単純に海底トンネル自体の費用と便益だけを計算した結果との反論も出た。単に旅客と貨物量をもと に、時間とコストの節約に伴う費用便益分析をすると、経済性が低く表示され、雇用創出、建設景気刺激 などの波及効果を考慮すると、十分な妥当性があるということである。 北朝鮮核とミサイルを解決し、国家間の葛藤を減らし、平和を達成するにはお互いに交流できる‘道’が必要 である。全世界が一つになるための‘心の道’を掘る作業は、‘最も近くて遠い国’である韓国と日本を結ぶ海 底トンネルから始めなければならない。 日韓海底トンネルを掘る前にまず先決されるべき両国国民の心理的な距離感は、大韓海峡の距離よりも遠 く思われる。最近になって、独島問題、慰安婦問題の歴史歪曲など両国間の関係が悪化しながら日韓の過 去の歴史による歴史的わだかまりもさらに厚くなったためだ。両国の国民の間の感情の谷が障害である。 今後日韓両国が過去のわだかまりを見直さなければならない。日韓海底トンネルは、南北関係の改善効果 が大きい。北朝鮮の開放と経済協力についても緊密に協議しなければならない。
南北の対話と交流協力が活発になれば、4大強大国の間でも、政治的協力が行われ、結果的に朝鮮半島での 安定はもちろん、アジアの平和と世界平和につながるものである。日韓海底トンネルは、夢のプロジェク トであり、南北平和統一の鍵であり、アジア諸国連合の始まりである。 ムン・ジェイン大統領の肝の大きい決断だけが残っている。ムン・ジェイン大統領はG20首脳会議で、世界 の首脳がびっくり驚く演説で、北朝鮮の核とミサイル、韓国のサード問題を解決し、北朝鮮と1国2体制で 統一して、DMZ世界平和公園、CCZ世界平和都市建設と共に韓国 - 日本の海底トンネルですべての問題を 解決すると電撃的に提案しよう。我々国民は、南北のノーベル平和賞受賞運動を広げていこう *筆者/ジョン・ホソン.前慶北大教授、15代国会議員、憲政会政策諮問委員、韓国ノーベル財団理事長、 コラムニスト. |
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