'ベールに包まれた指導者'とにっこりと笑って握手する写真一枚で彼は有名になった。あちこちから殺到す

るマスコミのインタビュー要請に'てんてこ舞い'である。パク・サングォン平和自動車社長がその主人公

だ。

 
去る7月30日、北朝鮮の戦勝節の行事で彼にひときわ親近感を示したキム·ジョンウン北朝鮮労働党第1書記

の姿は注目を引くのに十分だった。朴社長が、アメリカ市民権者の身ではあるとはいえ、はっきりと韓国

に企業を持つ事業家だ。当時まだ開城工業団地の暫定閉鎖が続くなど、南北関係が梗塞局面を免れない時

だった。朴社長は過去20年間、北朝鮮を215回も訪問した。金第1書記も、昨年2月、金正日弔問の時にす

でに会ったこともある。北朝鮮の変化、金正恩氏の現在を最も近くで見守ってきた人物である。 <時事ジ

ャーナル>がソウル江南（カンナム）にある平和自動車本社の執務室で、朴社長にインタビューした8月14

日、開城では南北実務者たちが公団を再開するかどうかを巡って差し詰めの交渉を続けていた。 

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