文鮮明世界平和統一家庭連合（旧統一教会・以下、家庭連合）総裁は、一生の間、世界

の平和と人類の救援という課題のために、熾烈な人生を送った。 世界平和統一家庭連合

・世界平和女性連合・世界平和青年連合・世界平和超宗教超国家連合など、それは、文

総裁が設立した多くの機関や団体名に‘世界平和’という単語が含まれていることから見て

も分かる。文総裁は、これらの団体の活動を通して、人類の解放と神の解放という彼の

信念を実現しようとしたという。これは、文総裁が宗教指導者としてだけでなく、平和運

動家​​としても世界の人々から高い評価を受けている理由である。

文総裁が邁進した平和運動の基盤は大きく分けて3つである。宗教団体を基盤とした

平和運動、南北統一を通じた平和運動、文化・スポーツを活用した平和運動だ。

 このうち、文総裁が最も力を注いだのは、宗教活動を通じた世界平和の実現であった。

宗教の目的は、個人の救いではなく、この地ですべての人々が平和に生きる神の国を

建てることだという見解からである。ほとんどの宗教が、個人の救いを掲げながら、自

分の宗教のみ、唯一の救いがあると主張するが、それは宗教の究極的な目標ではない

というのだ。

文総裁の宗教にたいする目標は、自叙伝「平和を愛する世界人」に詳しく記録されている。

彼は「宗教の目的は何か？それは、神の理想世界を成し遂げることだ。より多くの人々を

宗教世界に伝道しようとするのは、より多くの人を神の民となるようにするためである。

すべてが神の民になったなら世界はもはや戦争と混乱のない平和の世界になる。最終的に

宗教が行く道は平和だからだ」と綴った。

家庭連合の関係者はこう付け加えている。 「文総裁は、現在のキリスト教や仏教・イス

ラム教・儒教など、既存の宗教を超えた新たな理念と思想が出なければならない」と力説

した。そうすることで初めて、世界平和を成し、人種・文化・国境など、すべての境界

を超越して全人類が仲良く生きていくことができると思ったからだ。その上に…