統一グループ(パク・ノヒ会長)は、2013年6月19日(水)午後3時、ソウル陽川区新月洞脱北女性人権連帯の4階建ての建物にある脱北者の社会的企業“希望アパレル”を訪問して、給料端数基金で集めた200万ウォンをカン・ハクシル代表に伝達しました。
統一グループ従業員代表と(社)多文化総合福祉センター南峰州チーム長が参加して、資金の伝達をするに先立ち、脱北女性人権連帯のカン・ハクシル代表、ユ・ヨンジュ事務局長と脱北者について普段から気になっていた内容を伺う時間を持ちました。カン・ハクシル代表は、脱北者たちの韓国社会への定着過程を説明しながら、2万5千人余りの脱北者たちのうち80%を占めている女性たちの人権問題と韓国社会への定着を“希望アパレル”で支援していると話しました。特に、脱北女性たちが政府の支援で職業訓練を受け、美容師、ヘアデザイナー、調理師などの資格を取得するが、実際のところ現場では言語や文化の違いなどにより就職率が低いという現状を知ることができました。
2009年の脱北者を中心に、ブランドの請負い生産(OEM)方式縫製工場の社会的企業である“希望アパレル”を創業したが、最初に社団法人世界平和女性連合が支援した支援金でミシンを購入し、今回は統一グループの給料端数支援金で紳士服のボタン穴を処理する工業用ミシン(1700万ウォン)を購入する初期費用ができて大変嬉しいと語りました。また、統一グループの創始者である文鮮明総裁をよく知っていると言われ、脱北者は、南北が統一すれば北朝鮮に戻って自由民主主義を実質的に伝播する"統一を準備する人々"として対してくれることを願っていると語りました。
脱北者支援を提案し、今回の支援伝達に一緒に参加したイ·ジュンソク代理(統一財団)は、「脱北者が死ぬ覚悟で自由を求めて韓国まできたが、社会の一員として実際にできることが多くないようです。彼女たちは今まで主体思想の枠の中で生きてきたので、新しい基盤で再び初めから始めなければならない立場なのに、普通の人でも難しい事業を始めるということはとても難しいことだと思います。しかし、経験がなくても試行錯誤をしながら挑戦するカン代表を見て自分を振り返るいい機会になり、また、いろいろな現状を聞きながら、脱北者たちの現実的な困難を少し理解する契機となりました。」と感想を述べました。
統一グループ “給料端数基金”希望Dream支援金は、疎外階層の支援と社会貢献の活性化を目的に、統一グループ従業員1400人余りが参加し、昨年の10月から給与の一部を寄付することで、基金を造成しています。4月には、青海多文化少年サッカーチームの子供たちを招待し、城南一和サッカー観戦とサッカー用品のサポートイベントを行い、第2次の支援では、6月8日、社団法人多文化総合福祉センターに多文化家庭の医療費2千万ウォンを寄付しました。そして今回の3次の支援で、脱北者の社会的企業を支援することになりました。
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