Title | [週刊京郷] 「40年ぶりに響き渡る‘You are my sunshine’」 | |||
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Date | 2016-07-02 | Hit | 6159 | |
File | 20160627164818_662.jpg [113kb] |
[週刊京郷]
「40年ぶりに響き渡る‘You are my sunshine’」 家庭連合のアメリカ、ニューヨークのヤンキースタジアム40周年行事を参観した。 40年前に5万人が集ま ったニューヨークのヤンキースタジアムの大会でも「アメリカに祝福を!(God Bless America)」という スローガンがとどろき渡った。 「家庭連合(統一教会)の信者である以前に、あなたにとって韓国とはどういう意味合いがあります か。」と質問をしたらすぐに、パッシー・カシノは涙を浮かべた。黒人女性である彼女は、今年63歳の中 学校の教師だ。一体何が彼女をこのように涙ぐませたのだろうか。 「子供の頃、父は韓国戦争に参戦した 兵士でした。長年にわたり、家族と時間を共にすることができませんでした。 私たちは、7人兄弟でしたが、父についての知らせは、手紙でのみ受けとることができました。私は今でも 父が韓国から送ってくれた人形を持っています。男性と女性の人形で - おそらく、新郎新婦の人形であろ うと思われる - その当時、私たちの家はお金もなく困難な状況でした。」パッシーの父に関する回想は続 いた。「父は人種差別はあってはいけないと言い続けてきました。私が文鮮明師に会ったときの文牧師は 反共と、人種の区別なく、人類が一つの兄弟でなければならないと言いました。私はそこに感動しまし た。母はカトリック信者でしたが、父は特に信じている宗教はありませんでしたが、私の活動に対してい つも支持してくれました。私としては幸いなことです。」
6月5日(現地時間)、アメリカ、ニューヨークのテリータウン・ベルベディアの野外広場。 ‛アメリカに祝 福を!’というテーマでファミリー・フェスティバルが開かれた。主催は世界平和統一家庭連合である。 約3000人が参加した。外広場に設置された大型スクリーンには、40年前の1976年6月1日の大会の映像が 繰り返し上映されていた。 40年前のヤンキースタジアムに5万人が押し寄せた理由は
映像によると、行事が開かれたのは、奇跡に近かった。前触れのない暴風が吹き付けた。前もって作って おいたセットは、風に吹かれて壊れてしまった。まさにパニック状態だった。大会を準備していた参加者 のうち誰かが歌を歌い始めた。一人から始まった歌はすぐに大きな合唱となった。 「You are my sunshine(あなたは私の太陽です)〜」1930年代のカントリー歌謡として有名なこの歌の歌詞を一部紹介 すると 「空に暗雲がいっぱい立ち込めていても/あなたは私の太陽、たった一つの太陽./愛するあなた、 私がどれくらいあなたを愛しているか知らないでしょ/どうか私の太陽を取り除かないで。」切実な思いが 通じたのだろう。雨がやんで日差しが降り注いだ。舞台に立った文鮮明師はこう言った。「神の目には白 人も、黒人も、東洋人も関係ない。」 集まった観衆たちは熱狂的に歓呼した。
先述したパッシーもこの大会に参加した。彼女は1973年に結成されたサンバースト(SunBurst)と呼ばれ るゴスペルグループで歌を歌った。 1976年当時の新聞にも報道された彼女の名前は、パッシー・ジョンソ ンだった(カシノは結婚した後持った夫の姓である)。このグループは、病院や学校、そして特別養護老 人ホームを回りながら、無料慈善公演をしていった。彼女は2016年に開かれた40周年の行事で、その当 時の記憶を語る講演者として舞台の上に立った。彼女もまた、「You are my sunshine」を記憶している。 「兄弟姉妹の皆さん、私はその日のことを鮮明に覚えています。当時、私は23歳でした。大学を卒業して すぐのことでした。 真のメシアがこの地上に来られたというメッセージを聞いて、父にそれを伝えまし た。行かなければならないと。 ‛真のお父様’(文鮮明牧師をいう。)は、歌を歌うことが大変重要だと言わ れました。まず、歌を通じて心を開く動機を作ることが必要であると。私たちが成すこと一つ一つによっ て、未来が変わっていくと語られるメッセージに、深いインスピレーションを受けました。制服を着て、 ニューヨークの路上を清掃、ポスター貼りなど、さまざまな事をしました。そして、私たちは、ヤンキー スタジアムに行って歌を歌いました。雨が降り出しました。私たちが‛You are my sunshine’を歌うと雨が 止みました。そして、文牧師は語られました。 “これは、今後、ワシントンモニュメント前でする大会の リハーサルに過ぎない”と。その時、びっくりしました。」
ヤンキースタジアムの大会が終わって、3ヶ月後の9月18日、ワシントンDCで30万人が集まる大会が開か れた。文鮮明牧師と彼が率いる救国十字軍(One World Crusade)は、話題となった。ヤンキースタジア ムの大会直後の6月14日、アメリカの時事週刊誌<ニューズウィーク>は文牧師の写真を入れたカバース トーリーの記事を掲載した。当時、複数の媒体に掲載された記事を見てみると肯定的なものだけではなか った。文鮮明牧師に従う人々を‛ムーニー(moonies)’と呼び、主に既成教会の信者だった父母から子供 たちが誘拐(kidnapping)されて洗脳(Brainwashing)されているという主張や疑惑が提起された。「当 時、そのような話が出たのは、ヒッピーやフリーセックス文化に染まっていた若者が統一教会に接した 後、長髪を切り、スーツ姿で出てくる姿を見て、何かに洗脳されたのではないと考えたからです。また、 実際に大会を準備するために何週間も合宿したりしました。ちょうど、統一教会(家庭連合)がニューヨ ーク・マンハッタンにあるニューヨーカーホテルを購入した時だったので、ホテルは主に宿泊施設として 利用されました。拉致して洗脳したとして、ホテルを訪ねてきた父母たちは、いつでも子供に会うことが できました。そして、既に成人して大人となった子供たちにそのような表現を使うのはおかしいですよ ね。」キムギフン家庭連合北米大陸会長の言葉だ。 1976年に大学を卒業した後、すぐにアメリカに渡って きた金会長も40年前の大会の証言者だ。
独生子、独生女の結合を強調する家庭連合の ‘教理’
家庭連合の教義や集会行事を見ると、既存の教会と共通する点もあるが、独自に発展した内容も多い。 この日の行事の開始に先立って演奏された賛美歌(worship music)を見ると、カトリックでも歌われる ‛輝く日を仰ぐ時(How great thou are)’のような歌もありますが、私たちにはジョン・デンバーの歌で おなじみの‛カントリーロード(Take me home Country Road)’などの曲も歌われた。‛アーメン’という 言葉の代わりに‛アジュ’という言葉を使ったり、集会が終わって参加者たちが‛億万歳’を三唱するなど、 独自的な形式も発展してきた。
この日の行事のハイライトは、韓鶴子総裁の基調講演であった。韓総裁の基調講演には、これまで家庭連 合が主張してきた教義の核心が入っていた。 「イエス様が独生子(独り子)として来られ、その時、独生女 (独り娘)が誕生していたなら、イエスは神様の夢を実現することができる位置に進むことができただろう。しかし そのようにできなかった。キリスト教の2000年の歴史は、独生女を探し求める摂理歴史であった。」
‘独り子イエス’は、家庭を成せなかったため‛神様の夢‘を実現できず、家庭連合が強調される家の価値、 つまり独生子と独生女の結合を通して‛神様の摂理’が実現されるというものである。この世に存在する すべての宗教は、特定のドクトリンではなく、家庭や兄弟姉妹愛のような価値を実現するための手段であ るという説明である。アメリカの役割に対する摂理的説明も同じだ。神はアメリカを全世界に存在する 200カ国以上の国の長子国、兄の立場に置いたのに、その役割を放棄して、自分だけよく暮らそうとして はならないというのが韓総裁の主張である。 家庭連合の関係者は、「独生子と独生女の結合は、すでに 文鮮明総裁がおられたときから主張してき原理的な話」とし「文総裁は聖和する直前までも‘世界基督教統一 神霊協会’という看板を下ろし、‛世界平和統一家庭連合‘とならなければならないと語られましたが、それは 宗教それ自体が存在理由になるのではなく、一家族や平和のような大きな価値を実現する手段とならなけ ればならないということを意味したもの」である...[続きを韓国語で見る]
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